デザイン発注者のための実写映像とアニメーションの違い(発注の注意点シリーズ第2回)

動画には実写映像とアニメーションという二つが存在します。

最近では実写映像にアニメーションを組み合わせる動画なども多数ありますが、
そもそもの効果の違いをご説明したいなと思ったところでの記事です。

それぞれ特徴がありますので、デザイン発注の相談の中で頭に置いておくと役立つ考え方かと思いますのでご参考になれば幸いです。

まずは簡単に比較します。

実写映像は当たり前ですが、そのままの風景などを載せたりイベントなどを撮ったりするわけですよね。
企業プロモーションなんかも建物が映った方がイメージ沸くよねと。

ではアニメーションの強みを説明します。
ズバリ、情報を凝縮して伝えられる+古くならない。というところです。まだまだ良さはありますがマニアックなのでカット。

例えばアニメーションを推す立場に立って、実写映像を分析します。
・店舗を撮ると周りの風景が勿論映る。1年後も同じ風景か分からない。
・5年後使える?映ってる店員さんもう辞めてるって。
・撮影するなら修正が必要になった時、撮り直ししか方法が無い。
等の問題もあるわけです。それをキャラクターに置き換え建物もアニメーションにすると???

何年でも使えそうですねぇ。素晴らしい。

では逆に実写映像を推す立場に立ってアニメーションを分析すると
リアリティが無い(感情が薄まる)

が大きく立ちはだかります。

つまり、
アニメーションは古くなりづらく抽象的なものを伝えるのに効果的でしょう。
実写映像は風情や感情を伝えたいものに効果的かもしれませんね?

ここまでの内容をまとめますと、
アニメーションの強み
・修正しやすい
・古くなりづらい
・抽象的な表現が得意
・情報を凝縮して伝えられる。(余計なものを省ける)
等がメインの強みになってくるかと思います。

実写映像の強み
・情報のリアリティ
・情緒がある(風情)
・信頼感がある(情報を凝縮しないのであるがままを映す)
やはりこの3つが圧倒的でしょうかね。

私の生活する田舎にはサッカーチームがありますが、
彼らの動きの躍動感や感情を映し出すのにはアニメーションより実写が効果的でしょう。
もちろんファンがつくという意味合いでも実写映像でしょうね。

では町役場の処理や作業の効率化を図る動画を作るとすればきっとアニメーションを使った方が理解しやすいかもしれません。

社内オペレーションをアニメーション動画にすれば新人教育もスーイスイ。
実際に社内共有のオペレーションを動画化して教育時間や管理人に聞きに行くといった手間を省こうというご依頼も頂いております。

発注をする際は制作物のイメージの打合せを詳細にしなければならない時がありますが、皆様頭の中にこのロジックを入れておけば何をしたいのか忘れないはずです。

是非ご活用ください。
我々にご依頼頂く場合はこの記事のおさらいからでもやりましょう!楽しく打ち合わせする未来が楽しみです。

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